第二巻、第三巻とともに、各 980円でゲット。
北村透谷は、島崎藤村の「春」で名前くらいは知っていましたが、青空文庫でその作品にはじめて出会った著作家の一人です。自由民権運動での知人の入獄と明治憲法発布時の大赦を背景にした「楚囚之詩」が青空文庫の早い時期から公開されていました。そのため、テキストファイルや HTML がきちんとしたルビ対応になっていませんので、みんなのテキストで、現在の基準に直して掲載しておきます。これで AZUR などのルビ対応のテキストビュアで読むことができます。例によって、プリント用ページのほうが、読みやすいでしょう。同時に、みんなのファイルにはテキストファイルが置いてあります。
勝本清一郎氏が、編集・校訂に当たられたこの全集では、氏の方針で、ここらへんが賛否両論がでる所ですが、ルビや送り仮名を相当踏み込んで改めています。逆に「原本に忠実」な点として、「白ゴマ」とでも言うか「、」が「白中抜き」になっている句読点です。英語などでカンマとペリオドの中間的な休止である時に使用する、「;」(セミコロン)を意味する「白ゴマ点」が1880年代後半から、1890年代はじめにかけてけっこう使われ、そのことで透谷作品の書かれた日付を推測できると、全集月報で勝本氏は書いています。
青空文庫公開分の底本の岩波文庫版(
)には「白ゴマ点」は使われていないらしく、すべて「、」ですが、今回は全集版で「白ゴマ」を復活しておきました。(工作員作業マニュアルには、「白ゴマ句読点」のことは触れられていませんでした。)
【参考】・
「北村透谷」(写真は、同サイトから)
エスキモーブログ



コメントする