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2008年3月アーカイブ

 Web ブラウザの Firefox 2 での、最大の不満は、画像を描くのが重く感じることです。Firefox 3 では、その点が大きく改善されるとの事。今は、ベータ版の段階ですが、日本語版も、ベータ 4 までリリースされているようなので、インストールしてみました。

  • Firefox 3 beta4 ディレクトリ

 なるほど、Firefox 2 よりも、ずいぶん速く感じられました。正式リリースが待ち遠しいですね。ただ、Firefox 3 に対応していないプラグインは、起動時に「無効」にされてしまいます。一番痛かったのは、ふりがなをルビ表示させる、XHTMLルビサポートです。ちょっと強引ですが、xpi ファイル(zip ファイルです)のうち、 install.rdf の<em:maxVersion>2.0.0.*</em:maxVersion> を、3 に変更し、梱包し直しました。

XHTMLルビサポートスクリーンショット

  • XHTMLルビサポート firefox 3 暫定版

 Firefox 3 β で、上記ファイルダウンロード保存し、 Firefox 3 β の画面へドラッグすれば、インストールされます。改めて、Firefox を再起動すれば、青空文庫などでルビ表示されます。画面は、昨日の漢詩読み下し文のスクリーンショットです。

 梅堯臣は、宋初の詩人、晩唐の艶やかだが脂っこい詩のモードを改め、「平淡」を旨とすべしと主張し、題材も日常生活に採ることが多かった意味では、彼の詩は宋詩の嚆矢とも言うべきでしょう。人の噂からくるクシャミなどとりあげているとあります。

東渓とうけい》  梅堯臣ばいぎょうしん

行きて東渓に到りて 水をるの時
坐して孤嶼こしょに臨みて 船を発すること遅し
野鳬やふ 岸に眠りて 閑意 有り
老樹 花を着けて 醜枝 無し
短短たる蒲茸ほじょう ひとしきことるに似たり
平平たる沙石させき きよらかなること するがごと
情はかずといえども とどまり得ず
薄暮 帰り来たれば 車馬 疲る

 この詩なども、春の川辺のちょっとのんびりした雰囲気がよく分かります。以前、淀川沿いをランニングで走っていた時、葦の葉が風に揺れていたのを思い出しました。(写真は、Wikipedia ガマの項目より

宋詩選注(1)より

銭鍾書著:宋詩選注(1)

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宋詩選注 1 Amazon.jp 銭鍾書著 東洋文庫(平凡社)

 漢詩でも、唐詩以外は、あまり触れる機会がありませんでしたが、陸游や蘇軾などの詩人を手がかりに読み始めたら興味が出てきました。えらい高価な買い物でしたが、思い切って全冊揃えてみました。編者の銭鍾書先生 (1910~1998) は、長編小説『囲城』(邦題「結婚狂詩曲」(岩波文庫)の作者として、大ブレークした文化大革命後の、中国の代表的知識人(文人といったほうがようでしょう)中国では、1950年代の出版で、その頃の政治情勢も反映し、社会的なテーマを扱った詩が多く選ばれていますが、日本の短歌などには見られない杜甫をはじめとする漢詩の伝統として、面白い。しかし、こうしたリアリズム詩も含めて、選ばれた選者の審美眼にかなったものになっているのにも感心しました。回を分けて、気に入った詩作を紹介してゆこうと思います。

 Movable Type を、オープンソース版になり、しかもダウンロードしただけで、日本語も使えるようになったのを機に、構成など大幅に修正し、サイトを一新しました。テンプレート(テーマ)は、「Dr Blog(ブログ研究室)の「新テンプレート Dr.Blogテンプレート MovableType4用」から拝借し、「吾亦紅」の画像もはめ込むよう修正しました。
 MTMultiBlog タグを使うと、サイト内の複数のブログからの情報も、表示できますので、タグクラウド、カテゴリー(旧ブログは、日本語表示、新ブログは、英語) 、月別アーカイブを、メニューに表示させました。「検索」もブログ間にまたがって、できればいいのですが... → 結局、古いブログ記事を一つのブログに統合しました。