Top | About | Metablog | Wiki

しばし中国古典の名文に酔う(続き)-李清照の詞に触れて

| | コメント(0) | トラックバック(0)

Amazon.jp
 「中国名文選」の悼尾を飾るのが、北宋末の女流詞人・李清照の「金石録後序」です。「夫婦が一つの目的のために、互いに助け合いつつ過ごした在りし日のことが、淡々と、しかし深い感慨をこめて、細やかに記せられている」(興膳宏さん)その文章に心打たれる思いがします。作者やこの文の内容は、杉篁庵内の「金石録後序」口語訳、原文などに詳しくあり、名文選で略された部分も、また切々たるものがあります。以下の引用はそのごく一部です。

今日たちまち此の書をみするに,故人にまみゆるが如し。...何ぞ之をることかたくして、之をうしなうのはやすきなり。

 李清照は、本来は宋詞の名手として知られています。決して幸福ではなかったその晩年の作と言われる「永遇樂」にある
落日 金をとか
暮雲ぼうん へきを合し
人は何處いずくにか在らん
柳を染むる煙は濃く
梅を吹く笛は怨み
春意しゅんい知んぬ 幾許いくばく
(以下略)

 「人は何處にか在らん」も亡夫趙明誠の面影だったのでしょう。(訓読文は、鑑賞・中国の古典(22)「 宋代詩詞」を参考にしました。)
 彼女の詞も杉篁庵内のブログ「宋詞鑑賞・李清照・朱淑真」に解説がついて掲載されています。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: しばし中国古典の名文に酔う(続き)-李清照の詞に触れて

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://eskimo.nishinari.coop/mt4/mt-tb.cgi/346

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

2008年6月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
  • 購読する
Powered by Movable Type 4.11